環境から受け取る印象が自分を微妙に変化させる
人は常に変化している。
環境に対しての受け取り方や反応の仕方に小さな違いが生まれる。
その感覚の微妙な変化を見逃してはいけない。
例えば街にはそれぞれの空気の違いがあり、注意すればそれを実感できる。
同じ街の各々の建物内の空間にも違った匂いがある。
それは土地のエネルギーであったり、そこにいる人々の心が発するエネルギーの質の影響がある。
そうしたエネルギーの中に身を置くのだから、自分がいる場所によって自分の意識も変化する。
その空気の質感の違いに意識的になって、言葉にしてみるのも面白いだろうと思う。
普段よくいくところとは違う場所にいくと、空気の違いは感じやすい。
逆にいうと自分は自分がよく居るところの空気に染まってしまっているということ。
でも改めて慣れている空間の質を新鮮に感じてみようとすることもできる。
すると自分が今どこにいるのか一瞬わからなくなるような感覚になる。
空間のデザインも無意味ではない。
空間の印象を受け取る人々の間で、心に生じたエネルギーが反響しあって増幅される。
そのエネルギーをそこにいる自分が受け取って、発想を得たり活動力に転用できる。