占星術・心理術メモ

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オポジションのアスペクトを解説

オポジション(180度)のアスペクトの特徴は惑星同士が強烈に意識し合いながら、行動意欲を刺激されるということです。

意識するということは、ある意味他人を見るような感じがあります。サイクルがあるというよりは、常に働くタイプのアスペクトです。

行動意欲が湧き出してくるのは、トランジットで木星土星やトランスサタニアンのようなゆっくり動く強力な惑星がネイタルの惑星にオポジションを形成したときなどによりわかりやすく感じられます。

ネイタルの場合はそれが当たり前になってしまっているので、新鮮味がないかもしれません。

オポジションの位置にあるサインやハウスは、共通性を持ちつつ対照的な関係にあります。

1ハウスにとっての7ハウスは他者であり、強く意識する対象であるという性質が出てきます。

2ハウスにとっての8ハウスは、自分の資産に対しての他人の資産。

3ハウスにとっての9ハウスは、身近な環境に対して遠くの、高められているような場所。

4ハウスにとっての10ハウスは、家庭という安心できる居場所に対しての社会というバトルフィールド

5ハウスにとっての11ハウスは、個性を自由に伸ばしていくことに対して、客観的な価値観を人々がもたらしてくれる場所。

6ハウスにとっての12ハウスは、自分を訓練して完成させることに対して、自己の防衛意識を弱め他者に奉仕する場所であるというように、自己と他者との関係性を強く意識する状況に引き込まれます。

個人的なことでは、最近ネイタルの金星にトランジットの土星オポジションを形成していました。そうすると、経済的(金星)なことで、制限(土星)を受けるという体験がありました。

トランジットのアスペクトが正確になったタイミングではなく、数度のズレはありましたが、これは普通のことだと思います。

トランジットの効果が出来事として現れるのか、単に内面的なものに留まるのかはケースバイケースであるし、それぞれの惑星にちゃんと馴染んでいるかによって、体験の性質は変わってきます。

オポジションは行動的であるということからすれば、あえて積極的にその惑星のサインやハウスに相応しい行動を先んじて実行してみれば、惑星のエネルギーの吐口をコントロールできるのではないでしょうか。